環境による憑依５【居場所】土地に居る悪霊達を追い出してはいけない

○　二回目の来店だから、落ち着いていると持っていた。
　　お兄ちゃんのアパートに一時的に住むことに抵抗した。
桜　少しでも早く悪霊達から、解放させてあげたいのにと○○もＳさんも思ったいる。
○　うん。
　　いろいろと言い訳を始めた。
　　娘のためと言いながら、自分が難儀（なんぎ）をしたくないのが分かったよ。
　　Ｓさんと二人で説得しようと話していたら、急に怒りだした。

Ａ　私は、一つのことしか出来ない。
　　あれもこれもと言われても出来ない。
○　分かりました。
　　出来ることをやって下さい。

○　怒りながら、泣き出したよ。

Ａ　Ｓさんの言葉もプレッシャー。
　　あれも駄目、これも駄目って言う。
○　安心して住めるアパートを探すためです。
　　Ｓさんに多くを手助けしてもらっていますね。
　　それなら恩返しをする必要があります。
　　恩返しは、Ａさんが幸せになる事です。
Ｓ　そうよ。
　　家族みんな幸せになって欲しい。

○　なだめるのが大変だった。
　　怒って泣き出した瞬間、悪霊に憑依された。
　　その事を伝えた。
桜　悪霊が居る家に住んでいるから、怒ると直ぐに憑依される。
○　うん。

○　Ａさんの家に居る悪霊達を追い払いたい気持ちになる。
桜　駄目よ。
○　どうして？
桜　Ａさんが住んでいる土地は、多くの人がなくなった場所。
　　彼らの居場所なの。
　　居場所を失い地獄に落ちたら、成仏するのに時間がかかる。
　　亡くなった場所にいる事で多くを学ぶ。
　　出て行くのは、悪霊達ではなくＡさん達よ。
　　３次元的に見て時間が必要なの。
　　時間が経つことで悪霊達も成仏していく。
　　それまでは、住まない方がいい土地なの。
○　なるほどね。

○　家を建てるときは、どんな場所だったのか調べないと怖い。
桜　そうよ。
　　土地の上に立ってどんな気持ちか、確認するのも大事。
　　嫌な気持ちになるのなら、止めた方がいいわ。
○　街の中にある住宅街だよ。
　　必ず誰かが住むと思う。
桜　土地の使い方を工夫して欲しい。
　　例えば駐車場にする。
　　どうしても建物を建てたいのなら、アパートね。
　　アパートなら、住んでいる人も引っ越せる。
○　簡単に引っ越せない人も居る。
桜　そんな人は、僅かよ。
　　心配しないでいいの。
○　分かった。

○　土地に居る悪霊が居なくなるのは、何時なのかな？
桜　Ａさんが住んでいる所は、数百年。
　　場所によって違う。
○　数百年なんて待てない。
桜　だから、引っ越すしかないの。
○　そうだね。

○　なんとか落ち着かせた。
　　結局、お兄ちゃんのアパートには行かない事になった。

Ａ　娘が、こうなったのは私の責任かも知れない。
　　いろいろと習い事をさせた。
　　好きでもないことをさせた。
○　娘は、Ａさんの所有物ではありません。
Ａ　はい。
○　本人が望むことをさせた方がいいですよ。
Ａ　はい。

○　女性のＴさんを思い出した。
　　娘に対して自分の理想を求めていた。
　　習い事をさせ優秀に育てた。
　　全国から優秀な人が来る大学に入り挫折を味わった。
　　自分を責める事で自殺したいと思うようになった。
　　Ｔさんが娘に理想を求めなければ、悪霊に憑依されることもなかった。
　　似ている。
桜　カルマとして持ち越すことになる。
○　うん。

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